労働者の熱中症に注意

梅雨も明けまして、各地で最高気温39度を超す猛暑となっております。朝日新聞によると、この5年で勤務中に熱中症で死亡した労働者が124人になるとか。厚生労働省の分析によると、新しい職場で働き始めた労働者が熱中症になる確率が高いそうです。暑さに慣れない間は、発汗が少なく熱が下がり難いようです。よって、働き始めたばかりの労働者、特に派遣業など業種が頻繁に変わる業界は特に注意を要します。また、糖尿病など持病を持っている場合は、通常の人より水分が尿に出てしまい知らないうちに脱水症状になり易く、その他、高血圧症、腎臓病、心臓病などの持病を持っている方も特に注意が必要です。十分な睡眠、前日の過度の飲酒、朝食を取ったか?など熱中症に大きく影響を与えるので、労働者の日ごろの健康管理についても十分注意しなければなりません。水分の補給等のチェックリストも作成した方が良いのかも知れません。7月、8月がもっとも熱中症が発症する時季です。建設業、運送業、清掃業、農業など特に熱中症が多い業界の事業主は十分注意して下さい。ちなにみ、熱中症は労災認められる可能性が十分有ります。逆に言えば、企業の安全配慮義務違反等が認められれば、使用者責任を問われる可能性も有ります。十分注意して下さい。厚生労働省にも「職場における熱中症予防管理マニュアル」があります。http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/0906-1.html

宜しければご確認下さい。